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てんかん重積状態とは?

「てんかん重積状態」とは、
「てんかん発作・けいれん発作(以降、本サイトでは「発作」とする)が5分以上続いたり、短い発作を意識が回復しないうちに繰り返し起こしたりする状態」をいいます。

発作が起こるメカニズム

脳の神経細胞(ニューロン)は電気信号を出しており、そのスイッチが入ったり切れたりすることで、からだへ情報を伝達しています。
電気信号には「興奮系」の信号「抑制系」の信号があり、普段はこれらがバランスよく働いています。
しかし、このバランスが崩れ、「興奮系」が強く働くようになると、神経細胞が一時的に過剰に興奮し、発作が起こります。

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てんかん重積状態の予後と早期治療の必要性

発作は多くの場合1~2分で止まりますが、5分以上続くと自然に止まりにくくなり、30分以上続くと脳に重い障害を残す可能性が高くなり、ときに命にかかわることもあります。
急性脳症などの重篤な病気が原因の場合は、てんかん重積状態の予後が良くないとされています。また、低年齢発作持続時間も予後に関係する可能性があるとされていて、発作に対しては、早期から治療が必要と考えられています。

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