生活環境への配慮
日常生活での注意点を覚えておきましょう。
また、主治医とよく相談し、発作時や緊急時に落ち着いて対応できるようにしておきましょう。
日常生活において気をつける点
- 主治医の先生と相談の上、日常生活での活動や運動の範囲をよく確認しましょう。
- 十分な睡眠をとり、規則正しい生活をしましょう。睡眠不足と疲労が発作の原因となることがあります。
- てんかんの治療で抗てんかん薬を服薬している場合は、決められた時間と量を守ってお薬を飲みましょう。
- 光や音がきっかけで発作を起こす場合は、これらの刺激をできる限り避けましょう。
- 子どもの自尊心・社会性を育むためにも、過保護になりすぎず、一人の人間として尊重し、他の人と同じように接するようにしましょう。友だちと接する機会を持つことは大切です。
発作時の対応について主治医と確認すること
発作時の基本的な対応以外で、主治医とあらかじめ以下の項目について、よく相談してください。
- 家庭での抗けいれん剤投与について
- 発作が頻回に長く続く場合、主治医より家庭での緊急対応用として、抗けいれん剤が処方されることがあります。
その際には、投与するタイミングや量、投与後の対応、保管方法などについて、事前によくご確認ください。 - 学校や保育所での抗けいれん剤投与について
- 一部の抗けいれん剤については、発作時の緊急対応として、学校や保育所での投与を主治医からお願いすることがあります。
その際、投与するタイミングや量、投与後の対応、連絡先、保管方法などについて、事前に主治医、学校の先生、ご家族の間でよくご相談ください。 - 救急搬送手配の基準について
- 一般的に5分以上発作が止まらない場合や、短い時間の間に何度も発作を繰り返す場合、発作後しばらくしても意識や顔色などが元に戻らない場合は、医療機関への速やかな受診が必要とされています。
あらかじめ、どのようなときに救急搬送が必要かを、主治医と十分に話し合ってください。
詳細については、
「発作マネジメント共有シート」を
ご確認の上、ご活用ください。